2024年1月30日
新しい週の始まり、街角で随分と膨らんだヒヤシンスの蕾を見かけました。朝焼けが見られる時間も早くなり、まだまだ寒いですが、春は一歩ずつやってきていることを感じる朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
今月は、歴史の授業でお馴染みのフランシスコ・ザビエルを日本へ派遣したイグナチオ・ロヨラの「MAGIS(マジス)神のために 他者のために より一層仕える」を祈りのことばに選びました。ラテン語のMAGIS(マジス)は、英語のMOREに近い、「もっと」とか「さらに」、「より善く」といった意味の言葉です。私たちをお創りになった神への全幅の信頼をもってその生涯を歩んだイグナチオがいつも強調して述べていました。
私たちが何か物を創るとき、心を込めて行うように、神のこの世界や私たちへの思いも同じです。それでもなお、まだ不完全なこの世界をより良くするために、私たち一人ひとりは何かしらを期待され、使命を帯びています。「より善さ」を探し求めるという、人として普遍的な生きる道を教えてくれるイグナチオの姿に倣いながら、手を合わせて祈りましょう。
朝の祈り
新しい朝を迎えさせて下さった神よ、
きょう一日わたしを照らし、導いてください。
いつもほがらかに、すこやかに過ごせますように。
物事がうまくいかないときでもほほえみを忘れず、
いつも物事の明るい面を見、最悪のときにも、
感謝すべきものがあることを、悟らせてください。
自分のしたいことばかりではなく、
あなたの望まれることを行い、
まわりの人たちのことを考えて生きる喜びを
見いださせてください。