雙葉日記

2023.12.04

今朝の祈り

2023年12月4日

新しい週の始まり、サクサクッ、カサコソ、足元に広がる落ち葉の絨毯を踏む音が耳に心地よく、冴え渡る白群(びゃくぐん)の空が美しい朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。

アフガニスタンの荒野に希望の光を灯し、彼(か)の地の人々に寄り添い、ともにその暮らしをより良くすることに生涯を捧げられた中村哲医師が、凶弾に倒れ天に帰られて今日で4年となります。どの場所、どの時代でも、一番大切なのは命だと、戦争で国が良くなることはないと仰り、ひたすらに「一隅を照らす」道を歩まれ続けた彼の姿や信条、言葉からの学びが今必要とされています。人は誰かからの愛を知ることによって、またその愛を誰かと分かち合い、愛することによって人となり、生き続けていくことができます。待降節のはじまりに、私たちひとりひとり、その言葉や行いによって愛の種を蒔くよう努めることを誓い、寒い冬にあっても、ささやかな温もりが分かち合われるクリスマスが訪れることを願いながら、手を合わせて祈りましょう。

人に愛をあらわす

天の父よ、あなたはわたしたちに、

自分を愛するようにひとを愛しなさい、

と命じました。

わたしはあなたの望みどおり、人のよい点を認め、

ひとの過ちをゆるし、ひとの立場を理解し、

協力することに努めます。

キリストよ、あなたは惜しみなく、

すべての人にゆるしとしあわせをあらわしました。

わたしがひとの弱さや乏しさに、

すすんで愛を示すことができるように

導いてください。

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