雙葉日記

2023.10.03

中三人文社会科学コースのとりくみ

ルワンダ大使館・大使のお話を伺いました

9月25日(月)にルワンダ大使館からアーネストルワムキョ大使と、通訳の玉井萌々子さんをお迎えし、ルワンダ共和国に関する講演をしていただきました。

ルワンダ共和国についての基本的な知識(国旗に込められた意味や人口、言語、文化の概要)に加え、ジェノサイドを中心としたルワンダの歴史について、そしてジェンダー対策に関してお話しをいただきました。

ジェンダー対策に関して、ルワンダでは女性の国会議員の割合が6割を超えているという事実に生徒たちは驚き、女性の社会進出が目に見える形で行われていることが分かりました。この日に向けて中学三年生は事前学習としてルワンダについて調べ、情報を整理する時間を取ってきました。この日、大使じきじきにお話を伺うことにより、事前に調べてもわからなかったことがわかったり、さらなる問いが生まれたり、質疑応答の時間には積極的に質問をする生徒の姿が目立ちました。

中三の生徒への講演会後、放課後には高1・高2の希望者に向けての講演会も行われ、高校生たちは探究活動で自分自身がテーマにしていることと関連づけて熱心にお話に耳を傾けていました。

講演の最後には大使からルワンダコーヒーとルワンダティーをいただきました。さまざまなことを知った上でいただくコーヒーとティーの味わいは格別なものに感じられました。

☆生徒の感想☆

中三

事前学習でも「ジェノサイド」が歴史と大きく取り上げられていましたが、「困難にぶつかっても立ち上がる」「許しを通して平和と調和を実現する」というようなルワンダの政策をジェノサイドから、そしてルワンダという国から学びました。特に印象的だったのは、女性の社会進出についてのお話です。女性が国会議員を占める割合が世界一の理由が分かったからです。憲法で定められた女性のリーダーシップの割合や子供を預ける助け合いの環境だけでなく、ルワンダの考え方そのものがその答えであると感じました。

高1

ルワンダでの現状や取り組みにとても関心がありましたが、聴講してみると自分の想像をはるかに超えた政策ばかりで、とても衝撃的でした。特に、ジェンダーへの取り組みが熱心で、国会の代表の60%以上が女性ということに驚きました。また、「ガバナンスが大切であり、正義感と透明感を持った法律や政府をつくることが大切だ」とおっしゃっていて、私が将来の志として興味を持っている分野についても言及してくださり、さらにその分野について学びを深めたくなりました。

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