気持ちのよい挨拶から、出会いを広げましょう
4月8日(月)に、講堂にて「始業式 / 対面式」が行われました。
始業式での校長先生のお話では、本校の校訓「徳においては純真に、義務においては堅実に」の意味するものをわかりやすく教えて下さり、その際の自分の行動の選択については、「なすべきことを選ぶ」だけでなく「自分が望まれていること(使命)を選ぶ」ことも必要であると付け加えられました。また、日常の学校の生活では、お互いに心を開くきっかけとなる「挨拶」を大切にしていきましょうとお話し下さいました。
対面式では、生徒会の制作したスライドを用いながら、新入生に向けて学校行事を紹介しました。これからの雙葉での生活を通してたくさんの行事を楽しみ、友人との関わりを広げ、自分の成長につなげていってほしいと思います。
◆新入生代表の言葉(全文)◆
桜も舞い始め、出会いと別れの季節、春の訪れを感じられるようになりました。
本日より私たち新入生102名の、静岡雙葉中学校での生活がはじまります。それとともに、たくさんの先輩方や先生方、そして101名の同級生と、めぐり会えたことに感謝いたします。私たちはそれぞれの思い出のつまった六年間を小学校で過ごし、先日卒業しました。その小学校生活六年間の中で、特に私の心に残っていることは二つあります。
一つ目は、委員会活動でのことです。私は、本や図書室が好きなので、図書委員会に所属していました。図書委員では、本の貸し出し、返却の仕事に加え、たくさんの本を別の教室へ移動させたり、来館者数が増えるようなイベントを考えたりする仕事もありました。しかし、本の移動やイベントの考案は一人でするには時間がかかり、また、いい案がでません。しかし、仲間と協力して運ぶことで効率を上げることができ、また、みんなで考えを出し合って決めるとよりよい案になりました。このことから私は、仲間と協力して物事を進めることの大切さを改めて学びました。
二つ目は、修学旅行でのことです。修学旅行では、サブテーマの一つとして「メリハリ」という目標が掲げられていました。しかし、普段クラスでは、休み時間と授業のメリハリがつけられず、先生からご注意を受けることがありました。しかし、修学旅行では最後のイベントを最高のものにしてみんなで楽しもうというみんなの思いがあり、楽しむときと静かにするときのメリハリをつけるよう、意識的に行動しました。その結果、予定どおり実施することができた上に、先生からもお褒めの言葉をいただき、楽しむことができました。そのことがあってから、ふだんの私生活、学校生活でもメリハリを意識して行動するようになりました。この経験から私は、どんなときでもメリハリをつけることの大切さを学びました。
中学校では、授業が進むのも速く、テスト範囲も広いと聞きます。それに加え、部活動や行事もあるので、楽しくもいそがしくなると思います。さまざまなやりたいこと・やらなければならないことがありますが、その中で私は、特に英語や国語などの語学をがんばりたいです。なぜならば、語学を学ぶことで、よりさまざまな人とつながり、多くの考えを知ることによって、自分の視野を広げることができると考えるからです。そのために、タイムスケジュールをしっかり把握して、メリハリをつけて生活したり、これから出会う人たちと、それぞれの長所を生かして高め合ったりして、これからの学園生活を楽しんでいきたいです。そして、めぐり会った同級生と協力や助け合いの気持ちを大切に、それぞれの夢や目標に向かって、これからの学園生活を楽しんでいくことを誓い、あいさつの言葉といたします。
(中1南組 麻生果歩さん)