雙葉日記

2023.03.02

高3 卒業感謝ミサ

6年間の学園生活への感謝を込めて、皆でお祈りしました

 2月28日(火)午前中、聖堂にて「高3 卒業感謝ミサ」が行われました。司式は本校理事長の林健久神父様です。聖書朗読では「苦難は忍耐を、忍耐は練達を、 練達は希望を生む」(使徒パウロのローマの信徒への手紙  5章1-5節)という一節が読まれ、これから卒業後にどんな困難に遭っても挫けず、希望を生み出していくというメッセージが一人一人の心に刻まれました。共同祈願では各クラスの代表生徒と高3学年主任が、これまでの6年間の学校生活への感謝を述べました。そして卒業後もそれぞれが仲間との絆を大切にし、雙葉での学びを活かして行動できるよう、お祈りしました。

◆共同祈願より抜粋◆

・私たちは中学一年生から様々な苦難をともに乗り越え、多くの楽しく充実した瞬間を共有する中で、互いの信頼とつながりを深めてきました。この6年間を通して育まれた絆は、一生の糧となるに違いありません。今後の新たな生活において,過ごす場所が違ったり、毎日会えなかったりしても、これまで共にした時間や仲間の存在を感じながら、頑張っていく力を持つことができますように。会う機会が少なくなっても、雙葉で出会った友人を今まで以上に大切にして、これからも互いにずっと支え合っていけますように。(東組代表生徒)

・雙葉での生活は、様々な経験を通して、多くの人から愛されているのだと気づくことのできた6年間でした。愛されることが自分を愛することのきっかけの一つにもなり、自然と自信を持つことができるようになりました。これからはそれぞれの場所で自分らしく輝き、今まで受け取った愛を今度は自分が他の人へ分け与えることができますように、私たち一人一人の道を守り導いてください。(西組代表生徒)

・新型コロナウイルスをはじめ、世界での紛争、トルコ・イラクでの地震など今なお世界は混乱の中にあります。耐え難い不安と苦痛の中にある人々が一日も早く、平穏な日常を取り戻すことができますように。命の尊さに改めて気が付き,平和を希求する志を一つにして、皆が連帯し、愛と平和の世界を築くことができますように。そして、6年間で得た知見を自分の基軸とすると同時に、自身の在り方を絶えず見つめ直し、それぞれの進む新たな環境が実り多きものとなりますように。(南組代表生徒)

・私たちは6年前、この静岡雙葉で出会い、そこから今までたくさんの困難を共に乗り越えてきました。一人一人違った個性を持った友人に囲まれ、互いに影響を受け合って成長し、一人の女性として胸を張ってこの学校を卒業することができるようになりました。また、宗教行事や宿泊行事を通して自分を見つめ直し、他者を心から愛し、相手のために行動できるようになりました。この上ない宝物を共に作ってくれた友人、一生に一度の学生生活を学び豊かなものにしてくださった先生方、そしていつも温かく見守り、この恵まれた環境で6年間過ごさせてくれた家族に感謝します。この地で得た学びや思い出が、それぞれの未来に明るい光を灯すものとなりますように。(北組代表生徒)

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