雙葉日記

2021.10.14

高2 理科研究発表会出場

ペアの生徒2組が、研究のプレゼンテーションを行いました

 10月10日(日)に、高2の化学部・コース制(生命科学コース)の生徒が、静岡県高等学校総合文化祭・自然科学専門部生徒理科研究発表会(中部支部大会)に出場しました。

 松村青依さん(高2西)・荒木梅乃さん(高2南)のペアは「駿府城堀の環境調査~外堀と内堀の違い~」について、内堀と外堀の色の違いに着目し、栄養塩類の値とプランクトン数に関連性があるのではないかと仮説を立てて、お堀の表層と低層の緑藻・珪藻のプランクトン数の測定結果を発表しました。実際に市役所に堀水の水源を調べに行き、季節ごとに自分達で決まったスポットごとに採取したお堀の水を、何度もろ過して顕微鏡でプランクトン数を数える操作の積み重ねは、地道な研究でした。

 山内優さん(高2東)・松長倫花さん(高2西)のペアは「分子構造の変化から見た色褪せメカニズムの分析」について研究発表をしました。色褪せを起こす原因は、色素の分子構造が紫外線によって変化するからではないかと仮説を立てて、アゾ基を持つ色素が、紫外線照射後に消滅することをNMRや分光光度計を用いて、数値的に証明をしていきました。

 どちらも昨年度の研究活動から得られた成果をさらに発展させた研究で、論理的に証明するための工夫がなされていました。当日は他校の研究グループからも、創意工夫を凝らして装置を創作していく姿勢や研究に対する熱意などにおいて良い刺激を受け、他校の先生からアドバイスをいただくこともできました。山内さん・松長さんのペアは優秀賞を受賞し、この後県大会に進みます。

一覧はこちら