雙葉日記

2021.05.21

聖母月の祈り

聖母マリアの生き方に倣い、毎朝お祈りしています

 カトリック教会では5月を「聖母月」とし、毎日聖母マリアを讃える祈りを捧げる習慣があります。起源は諸説ありますが5月が新緑の美しく、色とりどりの花々が咲き乱れ、自然界の恵みが最も感じられる季節がマリア様にふさわしいと考えられたからだとか、この習慣が始まった当時(18世紀ヨーロッパ)の混迷した社会情勢の中、人々がマリア様の取次ぎを願い、心のよりどころを求めたためだといわれています。


 本校でも5月を聖母月とし、朝礼の前の時間に、聖堂にて「聖母月の祈り」を行っており、生徒と教員が心を一つにして静かに祈りを捧げています。


 わずか5分間という短い時間ですが、世界的に不安にさらされている中にも確かに存在する自然の恵みや人々の絆を感じ、安息を得られるひとときとなっています。また、イエス・キリストの母になるという神様のお告げを受け入れ従ったマリア様の生き方に倣い、自らの置かれた運命の中で最大限の力を発揮し、誠実に生きることができるよう、生徒も教職員も真摯に祈っています。 

 また、5月31日は本校の創立者であるニコラ・バレ神父様の命日であり、本校では「学園の日」としてお祝いしています。聖母月のお祈りでは、マリア様を讃える祈りだけでなく、バレ神父様に倣う祈りも唱え、学園の歴史に思いを馳せています。

◆聖歌「あおばわかばに」◆

あおばわかばに風かおりて せせらぎに聞く奇しき調べ
木かげに立てる永遠のみ母 みもとに行き我ら憩わん

若草萌ゆる春の野辺にひともと咲けるその白百合
操かぐわし永遠のおとめ いざ称えなん人のかがみと

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