雙葉日記

2022.04.12

第55回 定期演奏会

昨年度1年間掲げ続けたスローガン「雲外蒼天 ~努力の先には光る空~」を体現した演奏会とすることができました

 3月31日(木)、吹奏楽部の「第55回 定期演奏会」が静岡市清水文化会館マリナートで開催され、1000名近いお客様にご来場いただきました。部員達は、支えてくださる全ての皆様への感謝と、演奏を聴いていただける喜びを胸に、一曲一曲想いを込めて演奏しました。

 第1部は「校歌」「ドラゴンクエストⅣより序曲」そして「夢への冒険」を披露しました。明るく爽やかな音色に溢れ、まさに吹奏楽部が1年間掲げ続けたスローガン、「雲外蒼天 ~努力の先には光る空~」の情景が目の前に広がるようでした。

 第2部ではアニメ・映画の世界が演出と共に創り出されました。最初の曲は「千と千尋の神隠し」、案内役の生徒の語り・暗闇の中灯された提灯の光・スクリーンの手書のイラストと様々な演出が効果的で、客席全体がこの物語の中に引き込まれていきました。「レ・ミゼラブル」では迫力のあるサウンドと人間の魂の根幹を揺さぶるような美しいメロディに、この物語の壮大な世界観が表現されていました。

 第3部は「SEKAI NO OWARIコレクション」や「平成メドレー」などのポップスを中心としたステージでした。お客様は受付でプログラムと一緒に配布されたサイリウム・ペンライトを振ってステージの部員と一体となり演奏を楽しみました。

 この演奏会は感染症対策のため、全員で合奏練習をしたのは演奏会の直前4日のみという、生徒たちにとって異例の挑戦でした。部員たちは客席からの一曲ごとの温かな拍手に包まれ、音楽を届けられる喜びをかみ締めていました。当日ご来場いただきました皆様、ご支援いただきました皆様に心より感謝申し上げます。

 会場では、本校生徒による募金活動も行われました。これはアフリカにあるマラウィの音楽教育支援を目的としたプロジェクトで、幼稚園の子供たちに楽器を送ります。この活動は今後も生徒たちによって受け継がれていく予定です。

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