雙葉日記

2023.02.08

生徒会企画 キッズゲルニカ

皆で絵を描くことを通して平和への想いを強く持ち、発信していきます

 1月16日(月)から、生徒会執行部による活動「キッズゲルニカ」の取り組みが始まりました。この取り組みは、ウクライナ侵攻を始め世界中において、平和を願う活動として企画され、1月30日まで、より多くの生徒の皆さんに参加してもらえるように工夫しながら進めてきました。また、この活動にあたり、「静岡笑顔プロジェクト」の皆さんを始め、多くの方にご協力を頂いて取り組んできました。

 2月6日(月)、生徒会メンバーで絵の仕上げ作業を行い、ついに会心の作が完成しました。作品は現在、中庭から見えるように、講堂棟2階~3階から展示してあります。23日(木・祝)にはこの作品を、富士山麓で行われる「キッズゲルニカ2023 富士山麓展」に出品する予定です。

※キッズゲルニカとは

スペインの画家ピカソが、ドイツ空軍による無差別爆撃を受けたまち、ゲルニカの悲惨な状況を描いた絵画「ゲルニカ」にならい、縦3.5m×横7.8mの大きなキャンバスに、子どもたちが平和のメッセージを込めて描く国際的なアートプロジェクト。

◆生徒会長のコメント◆

 キッズゲルニカを行うにあたって、まずきっかけとなった出来事は、実際にウクライナ現地にいる日本人の方とオンラインでお話したことでした。

 その際に一番におっしゃっていたことは、安全な場所がないことはもちろん、こころの平和・心の拠り所がないということです。そこで私は今を生きることで精一杯の人を目の当たりにしました。明日のこと、明後日のことも考えることができないくらい苦しい状況にいるということです。ニュースやインターネットで水不足、電気が通らないと言ったウクライナの話題が挙げられていますが、それはほんの一部に過ぎないということがわかりました。そして、今のウクライナの現状に必要なものは将来に希望を持てるような、そして夢を語れるような、平和な環境づくりだと感じました。

 私たちにできることはウクライナの人に思いを馳せることです。思いの馳せ方は祈りや寄付などが挙げられますが、他にも何かできることはないかと考えているとき、「静岡笑顔プロジェクト」の方を通してキッズゲルニカという活動があるということを知りました。思いの馳せ方の一つとして、絵や言葉を通して平和や自由を表現しているこのキッズゲルニカという活動に感銘を受け、この雙葉でも全校で取り組みたいと強く思い、制作を決めました。

 大きなキャンバスに子どもたちが平和のメッセージを込めて描く国際的なアートプロジェクトであるキッズゲルニカを全校が一丸となって取り組むことで、平和や自由について考える機会となったら嬉しいです。

一覧はこちら