雙葉日記

2022.12.26

校内宿泊防災訓練

高1生徒発案の企画。ライフラインが使えない想定の下、校舎内で一夜を明かしました

12月22日(木)~23日(金)の1泊2日で、校舎内にて「宿泊防災訓練」を実施しました。

8月に県のボランティア協会が主催した「東北スタディツアー」に参加した際、震災の傷跡を目の当たりにし、同学年の有志を募って地震で帰宅ができなくなったことを想定し、校内に宿泊する体験を行いました。

参加した高1有志生徒10名は、ベランダの避難はしごによる避難訓練を行った後、防災用品を運び出し2グループに分かれて避難場所としての教室の設営をしました。校内にある備蓄と設備で睡眠やプライバシーの確保をどのように行うか、各チームで知恵と工夫を出し合いました。

日没後は電気の点かない暗闇の中、ライトで手元を照らしながら備蓄を中心とした夕食を準備し、食後ミーティングではどのような防災備蓄が必要となるのか、どうやって防災意識を高めていくのか、女子高生の視点から活発な意見交換が行われました。時に聖歌を口ずさみながら雙葉生としての日常を取り入れ、夕べの祈りの後、就寝となりました。

明け方は強風が吹き、寒さも一段と増し、冬の災害時の厳しさを実感しました。今回は冬至という一年で一番陽の短い日に行いましたが、次回は真夏に実施し、季節に必要な備蓄について考えていきます。

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