野中ともよさんをお招きし、貴重なお話をいただきました
６月２９日（水）の６～７限の時間帯に、講堂にて「未来への志を育む講演会」を開催し、NHK・テレビ東京のキャスターや様々な企業の取締役として知られる野中ともよさんを講師としてお招きしました。講堂には中二～高２の生徒全員と、中一・高３の希望者の生徒が集いました。
講演のテーマは「目指せ、地球人！」。これは「自分が異文化とつながる」という認識ではなく、まず前提として、すべての国籍、すべての言語圏・文化圏の人々は同じ「地球」に住む人間であり、皆つながっているのだという認識です。また、地球環境問題やエネルギー問題を手掛けている野中さんは、ご自身の所属する「ローマクラブ」の活動も紹介しながら、旧来のように利益を追求して資源開発を行うのではなく、私たち人間を生かしている地球のエネルギーの有限性、ひいては地球そのものの有限性に気づき、「環境問題＝私たちの命の問題」として捉え、当事者意識を持って活動していくことを呼びかけられました。そして地球だけでなく、「時間」もまた限りあるものだと語り、そこから「皆さんが夢を叶えるためには、限りある“今”を思い切り楽しみ、自分の頭で考え、楽しい形で学んでほしい」というメッセージを贈って下さいました。
生徒たちにとって、今回の講演は「学ぶ姿勢」や「学ぶ意味」についての考え方に新しい風が吹きこまれ、有意義な時間となったようです。これからの学びを受け身なものでなく、能動的に考え、自分自身を豊かにするためのものとして生かしていってほしいと思います。
