雙葉日記

2022.01.07

新年が始まりました

困難の中にあっても希望を見出し、本当の幸福を追求する姿勢を大切にしていきましょう

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 2022年の最初の登校日は1月7日(金)でした。生徒たちは約2週間ぶりに再会する仲間と元気に挨拶を交わし合い、その後zoomによる全校朝礼が行われました。

 理事長先生の講話では、17世紀の科学者ニュートンのエピソードを紹介されました。ニュートンが大学で学位を取得した頃、疫病(ペスト)の流行により大学が休校され故郷へと戻る生活を余儀なくされましたが、その間に微分積分や光学の研究、そして万有引力の法則を発見したといわれており、彼はこの期間を「創造的休暇」と呼び、貴重な期間であったと捉えられています。理事長先生は、この長引くコロナ禍の現在も、価値観の大きな転換や未知なるものへの挑戦へとつながる大事な時期ともなるだろうと述べ、「焦らずに一歩一歩進んで、いろいろなものに挑戦できる一年としてほしい」というメッセージを贈られました。

 校長先生の講話では、ミャンマーの指導者アウンサン・スーチー氏の「あなたたちは誰かの隣人となって初めて真実の喜びを知る」という言葉を引用されました。「隣人となる」ということは、自分自身のことだけに目を向けるのではなく、他者の悲しみや喜びを自分のものとして共有することを意味します。そうして隣人への祈りの心を持ち、本当の幸せを追求していける人になってほしいと述べられました。

 年が改まり、高3生はいよいよ受験本番を迎えます。そして、この登校日の翌日は、本校の中学入試が行われます。それぞれの入試がつつがなく行われ、皆が落ち着いて新たなるステージに向けての第一歩を踏みだすことができますように。

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