雙葉日記

2022.06.01

学園の日

本校の設立者マザー・マチルド来日150年という記念の年に、シスターたちの熱意と努力の足跡に思いを馳せました

 5月31日(火)は本校の創立記念日で、「学園の日」として全校でお祝いし、雙葉学園の原点に立ち返り、ミサにあずかり、お祈りを捧げています。今年は、本校の設立者であるマザー・マチルドがフランスから来日して150年になる、記念すべき年です。マザー・マチルドの生涯や日本における女子教育への献身を思い、生徒たちも教職員も、今ある環境に対する感謝を抱き、静かに祈るひとときを共有しました。

【ミサ】

 昨年度は全校で市民文化会館に移動して「学園の日」をお祝いしましたが、今年は講堂に全校で集まってミサにあずかることができました。司式は林健久神父様(本校理事長)です。各学年・生徒会・教員代表による共同祈願では、自分たちの学校生活のみならず、世界平和へも思いを馳せた祈りを捧げました。世界の紛争や貧困に苦しむ国々の子どもたちにも、学ぶ機会を失うことなく与えられるよう真摯に祈るそれぞれの姿には、はるか昔の日本の孤児たちに教育の機会をもたらしたマザー・マチルドの姿が重なるようでした。

【式典】

 校長先生のお話では、本校の設立者マザー・マチルドの生涯と業績を教えていただき、また、「自己肯定感」についても語られました。日本は世界の中でも、子どもの自己肯定感の低い国だといわれていますが、「欠点を含めて自分を受け入れる」という自己肯定感は、自分自身の選択や判断基準を支え、他者を愛することができる大切な感覚であり、この自己肯定感を得るためには「一人一人が神様に無条件で大切にされている」ということを心に留めて、自分自身がかけがえのない存在だという認識を持つことが必要だと教えていただきました。

 続いて、勤続25年を迎えた職員への表彰がありました。今年度で勤続25年を迎えたのは、国語科の飯島暢子先生と、美術科の千葉広一先生です。理事長先生からの表彰と、生徒会メンバーからの花束贈呈の後、お二人の先生方から心動かされるスピーチをいただきました。

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