雙葉日記

2021.06.03

学園の日

創立者ニコラ・バレ神父様の生誕400年を祝い、雙葉の原点に立ち戻ることができました

 5月31日は雙葉学園の創立記念日です。今年度は、その翌日の6月1日(水)に、静岡市民文化会館大ホールにて「学園の日」の式典が行われ、雙葉学園の歴史に思いを馳せ、今ここで学ぶことのできる幸せを感謝することができました。
 昨年はまだ休校期間が明けず「学園の日」を挙行できなかった代わりに、5月の一か月間、zoomの画面共有を用いて「創立者ニコラ・バレ神父に倣う祈り」や「聖母マリアの祈り」を各自で唱えた記憶がよみがえります。また何よりも、今年はニコラ・バレ神父の生誕400年を迎える記念すべき年であり、コロナ禍の中でもこのように全校生徒が一堂に会して創立記念日をお祝いできたことを嬉しく思います。

◆ミサ◆

 草薙教会の高橋神父様の司式で行われました。
 聖歌の部分は、全員で合唱する代わりに、事前に収録した聖歌隊の生徒の歌声に静かに耳を傾けました。『聖書』にあるような「地の塩、世の光」としての人生を歩んだ創立者ニコラ・バレ神父様やマザー・マチルドの生涯を思い、全校で感謝を捧げました。

◆式典◆

 理事長先生のお話では、「本学園の創立に力を尽くされたバレ神父やシスター方、そして雙葉の伝統を継承していった多くの先輩方の熱い思いを心に留めてほしい」というお言葉がありました。

 校長先生のお話では、バレ神父の「全ては神様への純粋な愛として行いなさい」という言葉を引用し、他者から評価されなくても、見えない部分で善行を積むことの大切さを語られました。

 また、長きにわたり本学園を支えていただいた「幼きイエス会静岡修道院」のSr.篠崎院長様からのお話では、この夏に東京に移られるにあたってのご挨拶と、「いつでも祈りのある雙葉という学校が私はずっと大好きです」というあたたかいお言葉をいただきました。

◆祈り~「福者ニコラ・バレ神父様に倣う祈り」より抜粋

神様、わたしたちがバレ神父様に倣い、

祈りを大切にすることによって、
幼子のようにあなたを信頼することを学び、
見栄や体裁で自分を飾ったりするのではなく、
ありのままの自分を愛することができるようにして下さい。
そしておごり高ぶる心から自由になり、イエス様の教えられたへりくだりの心で
平和のために働くことができるように導いて下さい。

 午後は音楽鑑賞会が行われ、ピアニストの金子三勇士さん・中野翔太さんをお迎えし、お二人の息の合った、迫力のある演奏をいただきました。

◆音楽鑑賞会 プログラム◆

第一部
《中野翔太さんによる演奏》
グラナドス:12のスペイン舞曲Op.37より第5番「アンダルーサ」
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
《金子三勇士さんによる演奏》
シューマン=リスト:献呈
リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調

第二部
《金子さん・中野さんによるピアノ2台での演奏》
ミヨー:スカラムーシュOp.165bより第三楽章
モーツァルト:2台ピアノのためのソナタ ニ短調 K.448
ドビュッシー=デュティユー:月の光
ホルスト:組曲「惑星」Op.32より“木星”

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