2022年12月12日
新しい週の始まり、木枯らしに葉を散らされた木々の間から射す朝日が眩しい朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
皆さんは、この世界が本当に美しく恵み深いものに見える、そんな体験はあるでしょうか。
今月の祈りの言葉を「今は、鏡におぼろに映ったものを見ている。だがそのときには、顔と顔とを合わせて見ることになる」としました。私たちが日々体験する出来事、出会いや交わりは、本来であればその一つ一つが味わい深くかけがえのないものです。しかし慌ただしい日常は、その尊さや真の意味に気づく余裕を失わせています。
それでも、ふとした拍子に、体の奥底から熱いものが湧き上がり心が喜び躍るような、世界の見え方を一変させ、人生を一段と深く豊かな次元へと導く「とき」があります。フランクルや永井隆もその体験の感動を言葉に遺したように、まさに真の愛に触れるときなのだと思います。
そのような大切な「とき」を待ち望みながら、出会うすべての人と愛という贈り物を分かち合えるよう、手を合わせて祈りましょう。
朝の祈り
新しい朝を迎えさせて下さった神よ、
きょう一日わたしを照らし、導いてください。
いつもほがらかに、すこやかに過ごせますように。
物事がうまくいかないときでもほほえみを忘れず、
いつも物事の明るい面を見、最悪のときにも
感謝すべきものがあることを、悟らせてください。
自分のしたいことばかりではなく、
あなたの望まれることを行い、
まわりの人たちのことを考えて生きる喜びを
見いださせてください。