2022年2月28日
新しい週のはじまり、通りの木々の膨らみ始めた蕾に春を感じる朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
「私たちは生まれる場所を選ぶことはできません。今ここに生きていることも、自分の望みを超えたものに支えられた特別な恵みなのだと思います。ウクライナには、先史時代のスキタイ、ロシアと同じ起源であるキエフ大公国から続く長い歴史の中で守り抜かれてきた文化、言語、宗教、様々な遺産、美しい街並み、自然があります。
今、戦場となっている街には、私たちと同じように日々の何気ない生活の中の幸せを大切にしてきた人々の暮らしがありました。大切な友達や家族、隣人を失いたくないという気持ちも私たちと同じはずです。尊い命を犠牲にして得た力は本物ではありません。
力の使い方を度々誤る人間の愚かさへの赦しを願い、武力に頼るのではなく、理性の光によって見出される平和への歩みが一日も早く進むよう、手を合わせて祈りましょう。」
共に生きる恵みを願う祈り
主よ、教えてください。
自分だけを愛さないことを。
身内だけを愛さないことを。
仲間だけを愛さないことを。
人のことも考え、だれからも愛されない人を
優先して愛することを。
主よ、分からせてください。
わたしがあなたのおかげで幸せな日々を送っている今、
刻一刻と、あなたの子、わたしの兄弟である数知れない人々が、
自分たちが悪いわけではないのに飢えて死んでいくことを。
凍えて死んでいくことを。
苦しむ人びとをいわれもなく退けたこのわたしをゆるしてください。
幸せをひとりじめすることをわたしにさせないでください。
全世界の苦悩を、わたしにも感じさせてください。
主よ、利己主義からの解放こそ
あなたはお望みなのですから。 ラウル・フォレロー(抜粋)