「新しい週の始まりです。暑中に入り、夏本番の暑さがやってきます。今日もよく学校へいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。」
生徒たちは一週間の始まりを、いつも祈りとともに迎えます。
「皆さんには『あぁまたやってしまった』『いつもうまくいかない』と感じるような、自分の至らない点や、上手くこなせないものごとの心当たりはありますか。今月の祈りの言葉は『私は自分の弱さを誇ることにします 。
私は、弱さをもっている時こそ強いからです』としています。私たち一人ひとりは、完全ではなく欠けているからこそ補い合い、協力することの大切さを知っています。完璧な自分、強い自分を目指し過ぎることは、自分に与えられた輝きを曇らせ、窮屈で苦しい思いを抱かせることがあります。自らの弱さや至らなさを認め、向き合うことは恥ずかしいことではありません。神さまはそのままのあなたを愛してくださっています。私たちも他者の弱さ、乏しさに憎しみではなく愛をもって応えられるよう願い、手を合わせ祈りましょう」
「人に愛をあらわす」
天の父よ、あなたはわたしたちに自分を愛するようにひとを愛しなさい、と命じました。
わたしはあなたの望みどおり、人のよい点を認め、ひとの過ちをゆるし、ひとの立場を理解し、協力することに努めます。
キリストよ、あなたは惜しみなく、すべての人にゆるしとしあわせをあらわしました。
わたしが人の弱さや乏しさに、すすんで愛を示すことができるように導いてください。