雙葉日記

2022.11.10

中二錬成会

自己をみつめ、互いに生かしあおう

10月31日(月)~11月2日(水)の日程で、富士研修所にて中二錬成会が行われました。生徒たちの宗教指導にあたっては、サレジオ会サレジオ学院より榎本飛里神父様をお招きしました。当日は、神父様のお話や諸活動を通して、自分の存在について考え、周りの人との関りを見つめなおすことで、今あるものが当たり前のことではなく、大切にしなくてはいけない奇跡の積み重ねであることが分かり、改めて感謝の気持ちを持つことができたようです。生徒たちは、各クラス2名の錬成会実行委員会を中心に、一人ひとりが有意義な時間を過ごすことができるよう、話し合いを重ねるなどの事前準備をし、錬成会中は、それぞれの場所でリーダーシップを発揮することができました。錬成会の目的・日程は以下の通りです。

◇目的◇

・神父様のお話、沈黙、祈りを通して自分という存在について考える

・互いに友達の良さを見つける―語り合う、聴き合うことを大切にする―

・集団生活・共同作業を通して協調性・克己心を養い、学年の連帯感を培う

◆1日目◆

・開会式

・神父様のお話(1) 個人考察

・エクササイズ(似顔絵コンクール)

・神父様のお話(2) 個人考察

◆2日目◆

・野外活動(氷穴・風穴・樹海散策)

・野外活動(カレー作り体験)

・創作活動発表

◆3日目◆

・神父様のお話(3) 個人考察

・クラスごとの分かち合い

・ミサ

◆生徒の感想より◆

・この錬成会を通して、私は自分という存在がこんなにも価値のある存在なのだということに気付かされました。以前の私は失敗も多く、人と話すことも苦手で、なぜ自分がこの世に生まれたのだろうかとずっと思っていましたが、周りの人が大切なのと同じくらい、自分も大切な存在なのだと思えるようになり、心がすっきりしました。これからは、神父様がおっしゃっていた「あなたも大切、私も大切」を意識して過ごしていきたいです。

・私は神様からとても大切にされていて、必要なものを与えられているということを知ることができました。だから、私は神様が与えてくれたものをすべて使い、日々努力していきたいと思いました。失敗することは生きていく中では避けられないけれど、落ち込んでしまったときは「セルフナレーション」をしてその気持ちと向き合ってみたいです。日々の沈黙と祈りを大切にし、これからも自分は何者であるのか、考えていきたいと思います。

・神父様が、「あとは神様がしてくださると思うので」とおっしゃっていました。自分の環境を生かし、努力し尽してもできなかったら、あとは神様に委ねるということですが、最初から努力しないのではなく、自分の持つ力を最大限に引き出して努力することが大切なのだと痛感しました。神様にお願いするその前に、一度、自分の全てを出し尽くしたか、確認してから祈りたいと思いました。

・普段感じることのない気持ちをたくさん感じて、自分はどんな人であるのか、何のために自分を活かすことができるのか、自己を見つめるよい機会となりました。どんな時でも一緒に歩み続けているクラスの皆は、近くで支え合うことのできる唯一無二の存在であることにも気づかされました。私が私でいられる時と場所を与えられている、当たりまえではない奇跡に感謝し、大切にしていきたいです。

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