雙葉日記

2022.03.24

中三 卒業感謝ミサ

3年間の学校生活の節目を迎えられたことを神様に感謝しました

 3月18日(金)の午後に、講堂にて中学三年生の「卒業感謝ミサ」が行われました。司式は静岡教会の和野神父様です。

 聖書朗読では、「ローマの信徒への手紙」12章9~15節が読まれました。ここに一部を抜粋します。

◆愛に偽りがあってはなりません。悪を憎み、善から離れず、兄弟愛をもって互いに愛し、尊敬をもって互いに相手を優れた者と思いなさい。怠らず励み、霊に燃えて、主に仕えなさい。希望を持って喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈りなさい。…喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。

 中学校生活のうち、2年間をコロナ禍で過ごした中学三年生。学校行事や様々な活動が中止や代替のものになることも多い中、それでも工夫しながら有意義な時間を過ごすことができました。上級生になるにつれ、自分のことだけでなく、他者のことを思いやる行動がとれるようになっていき、それぞれが成長を感じることができました。

 高校生になって、部活動や委員会などを通して、上級生として学校全体を支えていく立場となります。同級生と話し合いの機会が増え、時には意見の衝突も経験するかもしれません。そんな時にこの一節を思い出し、相手を尊重しながら一つのことを成し遂げ、6年間同じ環境で過ごす仲間ならではの連帯感を大切にしてほしいと思います。

 また、福音朗読では「ルカによる福音」11章5~13節が読まれました。イエス=キリストが小高い山の上で弟子たちに語られた、いわゆる「山上の説教」として、広く知られている箇所です。

◆求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。

 高校生活は義務教育ではなくなり、将来進むべき道を自ら選択し、切り拓いていく新たなステージとなります。そんな時に、常々理事長先生が講話で話されてきたように「失敗を恐れず前向きに」一歩を踏み出していけば、問題解決のヒントや周囲の人たちの助けが必ず訪れ、そして何よりも一人一人のそばで歩んで下さる神様からのお導きがあるはずです。

 中三の生徒たちは、これらの聖書の言葉や、各クラスの生徒や教員代表の共同祈願に耳を傾けることを通して改めて、中学校の課程を無事終えることができたことへの感謝や今後の高校生活への決意を胸に抱きました。

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