一人ひとりがかけがえのない存在であることに気づくことができました
10月24日(月)~26日(水)、人材開発センター富士研修所にて、中一学年の錬成会が行われました。生徒たちへの宗教指導にあたっては、田園調布雙葉学園カトリックセンターより南部浩士先生を講師としてお招きし、本校理事長の林健久神父様も、同行しました。入学以来初めての宿泊行事に、生徒たちは、友達とたくさん関わりたい、相手のことをもっと知りたい、という思いを持って臨みました。2泊3日の日程で、講師の先生方の講話を聴いて考えを深めたり、皆で諸活動に取り組んだりすることを通して、自分の存在について改めて見つめ、また、友達の良いところを見つけ、一人ひとりがかけがえのない存在であることに気づくことができました。錬成会の目的・日程は以下の通りです。
◇目的◇
・神父様のお話、沈黙、祈りを通して自分という存在について考えよう。
・互いに友達の良さを見つけよう。―語り合う、聴き合うことを大切にしよう―
・共に過ごす時間を大切にし、共に生きる意味を考えてみよう。
・集団生活・ハイキングを通して協調性・克己心を養い、学年の連帯感を培おう。
◆1日目◆
・開会式
・南部先生の講話①、個人考察
・エクササイズ①「似顔絵コンクール」
・南部先生の講話②、個人考察
◆2日目◆
・山中湖周辺のハイキング
・理事長の講話
・エクササイズ②「同心円エクササイズ」
◆3日目◆
・ミサ
・クラス毎に錬成会の分かち合い
◆生徒の感想より◆
・南部先生の「生まれた小さな命を育てよう、大切にしようと思う人がいる。だから、あなたがいる。」というお話が印象に残りました。私がそうやって今まで大切にしてきてもらったからこそ、今度は私が他者を大切にしていきたいと感じました。
・理事長先生のお話では、相手を大切にすることの大切さを学ぶことができました。私も相手と同じ立場に立ってみて、相手と一緒に歩める人になりたいです。ハイキングでは、片道5kmの道を互いに声をかけ励まし合いながら登ることができ、友達の存在のありがたさを感じることができました。
・南部先生のお話を聞き、私は今まで、人や物事を外見で判断することが多かったと思いました。先生がおっしゃっていたように、他者と関わって話を聞いていく中で、目には見えなかった、外見では分からなかったような、本当の価値を見出せる人になりたいです。
・南部先生の「目には見えないものを見ることができる力」、理事長先生の「お互いを支え合い、幸せにし合う」という言葉が心に残りました。私が錬成会で気づき、学んだのは、「私の周りには、共に励まし、いつも支えてくれる仲間がいる」ということです。そんな仲間たちと、これからの学校生活で、より信頼できる関係を築いていきたいです。