雙葉日記

2022.05.02

カナダターム留学 帰国後報告会

カナダでの学びの日々は、高校生活への活力となっています

 昨年度の3月末に、「カナダターム留学」に参加していた中学三年生(現高1)の4名の生徒が、帰国後の報告会を行いました。現地校での生活やそこで出会った人々、ホームステイ先のホストファミリーについて、たくさんの写真も用いながら、英語でプレゼンテーションを行いました。どの生徒も、出発前に比べて英語力も格段に向上し、精神的にも逞しく成長したことがうかがえました。

 本校では、中三の希望者が、中学校在学中にターム留学(中期留学)ができる制度があります。例年はニュージーランドに留学しておりますが、現在、ニュージーランドは感染症による入国制限があり、留学生の受け入れを行っていませんので、代替の企画として、カナダのビクトリアに1月から3月までの8週間、現地校への通学と、ホームステイを体験してきました。

 カナダは教育の質・生活水準が高く、比較的治安が良いため、留学先としても人気があります。また、世界中から多くの民族を受け入れていることで、カナダ人はオープンで寛容な人柄と言われています。今回、留学したビクトリアは西側に太平洋、東側にロッキー山脈が広がるカナダ西海岸の州、ブリティッシュ・コロンビア州の州都です。バンクーバー島の南端部に位置し、三方を海で囲まれた風光明媚な街です。イギリスの統治下にあったことから、当時の雰囲気が漂うイギリス風の建物が多く残っています。その美しい街並みとカナダ西海岸の文化が融合し、カナダ人にとっても「いつか住んでみたい場所」です。

 このコロナ禍により、本校にとっても2年ぶりの海外への渡航でした。出発前のPCR検査と陰性証明書の提出が義務づけられたり、帰国後の空港での隔離や静岡に戻ってからの自宅での隔離など、様々な点で神経を使うことも多かったはずですが、生徒たちはこの留学を通じて、コミュニケーション能力、チャレンジ精神、環境に適応する力や柔軟性を身につけました。中高一貫のメリットを生かして、多感な15歳という時期に家を離れて過ごし、「多様な他者との出会い」の中で自分自身を見つめ、これからの自分の在り方を考える機会となりました。

 英語スピーチの後は、校長先生から本校の卒業証書が授与されました。彼女たちも現在は高校生となり、留学での経験を活かしながら充実した日々を送っています。

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