雙葉日記

2021.08.17

エシカル消費フェアトレードキャンペーン

マラウイのコーヒーを通じて“エシカル消費”について考えました


 7月初旬に実施された、本校生徒の有志団体であるフォスターフレンドによる「ふたばフェアトレードDAY」が大変好評だったため、前回に引き続き「NPO法人 せいぼ」様の協力をいただき、マラウイ産のコーヒーの注文販売を行いました。マラウイ共和国はアフリカ大陸の南東に位置する内陸国で、国土の面積の大部分が湖で占められた自然豊かな国で、労働人口の80%以上が農業に従事しています。一方で世界最貧国の一つでもあり、子供たちは栄養失調により60%近くが5歳の誕生日を迎えることができず亡くなり、また小学校にあがることのできた子供たちも十分な教育・学習環境が整っておらず、深刻な貧困状況に陥っています。

 今回は「エシカル消費・フェアトレードキャンペーン」という名称の企画であり、コーヒーを販売するだけでなく、正しさや公平性を考えた買い物を考えることも目的としています。「エシカル消費」とは「倫理的消費」と訳され、消費者それぞれが各自にとって社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながらの消費活動を指し、近年非常に注目されているワードでもあります。また、このような消費活動はSDGsの12番「つくる責任 つかう責任」にもつながっています。

 この企画における収益は、マラウイの学校給食のために使われます。


 企画運営をしたフォスターフレンドのメンバーも、コーヒーを購入した生徒も“エシカル消費”とはどういうことか、そして自分たちができることは何かを考える良い機会となりました。


◆フォスターフレンド リーダー(高2東・杉山凛さん)のコメント◆

私たちはこの活動を通して、開発途上国の生産者の方々を、物品を直接購入することによってサポートしています。今年は「フェアトレードDAY」と「エシカル消費・フェアトレードキャンペーン」でコーヒーや紅茶などの販売を行いました。今年の雙葉祭でもピロティにて販売を行う予定です。皆様にもフェアトレードについて関心を持っていただけると嬉しいです。

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