雙葉日記

2022.05.09

「FUTABA 高校生 PEACE プロジェクト」を開催しました

ウクライナの文化を学び、皆で平和への祈りを分かち合いました

 4月30日(土)の午後、本校講堂にて、高校3年生有志3名と公民科教員が企画した「FUTABA 中高生 PEACE プロジェクト≪Episode1≫」を開催しました。講師には、東京よりオクサーナ・ピスクノーワ氏(ドネツク州出身在日ウクライナ人・元NHKロシア語講座講師)と、ポール・コロルーク司祭(ウクライナ系アメリカ人・ウクライナ正教会司祭)をお招きしました。

 以下は企画した生徒達による報告文です。

◆オクサーナ・ピスクノーワ氏による講話について◆

 ウクライナの国について、日本との比較を交えながら丁寧に説明をしていただきました。ウクライナの国旗の青と黄色は、青空と小麦畑を表していると伺い、目の前に平和でのどかな美しい景色が浮かび、日本からウクライナまでの8000km以上の距離が瞬時に縮まりました。また、ウクライナの歴史を知る中で、民族を愛する気持ちや、母国語に対する熱い思い、そして何よりも生の声を聞けたことで平和への願いを受け取ることができました。

◆ポール・コロルーク司祭による祈りの講話について◆

 ウクライナ正教の祈りを体験させていただきました。ウクライナ語の発音は難しかったですが、講堂に集まってくださった方々がそれぞれ平和への願いを込めて歌うことができました。歌が上手かどうかという問題ではなく、気持ちを歌で表現することが大切だと神父様に教えていただきました。また、毎朝起きた時に少しだけウクライナを想って祈ってほしいとの呼びかけがありました。祈りそのものに何かを変える力はないかもしれませんが、祈ることによってその日に見聞きすることからの気づきが増え、行動が変わるはずと教えていただきました。私たちの歌声が世界中で苦しむ人々の心に届くことを願っています。

◆今回のプロジェクトを実施しての感想◆

 今回のプロジェクト第1弾では、普段目にする報道からは知り得ない、ウクライナという国を文化や宗教の面から深く「知る」機会になりました。また、平和とは何かを常に考え、希求し続けることの大切さを学びました。今回得た知識や学びをここだけに留めるのではなく、今後に繋げていくことが、真の平和を実現するための第一歩です。第2弾、第3弾の実施も考えているので、ぜひ多くの方に来ていただけると幸いです。共にウクライナについて知り、平和について考え、祈りましょう。

※このプロジェクトの様子は、本校ホームページの「FUTABA MOVIE」よりご覧いただけます。

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