心を開き、絆を深める時間
10月26日から28日、大原富士宮ビガークラブで2泊3日の高1研修会が行われました。
神父様のお話に耳を傾け「生きる」について考え抜き、自分と向き合い心を開き、班別の分かち合いを通して仲間と深く関わる時間を過ごすことができました。
最終日の御ミサでは、各クラス代表が共同祈願を行いました。
「神様、私たちは今回ありのままの素直な自分をさらけ出し、真剣に話し合ったことにより普段は感じることのできない自分や友人の思いに触れ、自分なりの生きる意味を見出すことができました。これからの学校生活において、お互いのことを尊重し、支え合い、信頼し合うことでこのクラスがクラス全員にとって安心できて、あたたかい居場所であり続けることができますように。(東組 縄田未希)」
「神様、クラス一人一人が『生きる』について深く考え、共有し合えたことに感謝します。最初はテーマに対する戸惑いがあったものの、皆で意見を交換していくうちに生きる意味や繋がりなど、新しい発見を多くすることができました。これから、私たちが進路や将来を決めていく上で今回の研修会を通じて学んだことを生かし、満足のいく未来を切り拓いていくことができますように(西組 鈴木香南)」
「初めは漠然としたイメージしかなかった『生きる』について、神父様のお話や班別エクササイズ、分かち合いを通し、自分が存在している理由について考えることにより、生きる希望を持つことができたと思います。私たちが日々何かによって生かされ、何かのために生きていることを念頭に置き、今回の研修会で学び得たものが私たちのこれからを生きる力となりますように(南組 柳瀨美伊奈)」
「神様、今回私たちが研修会のテーマであり、人間の根本にある『生きる』について深く考え、日常生活では知ることのできない一個人の心にあるものに少しでも触れることができたことに感謝します。私はこの研修会を経て、学校、学年、クラス、個人への新しい愛が生まれました。研修会が終われば日常が訪れ、今回の研修会で得たものを忘れることがあるのかもしれません。それでも、さまざまな折に思い出して、この経験が一人一人の救いの手となりますように。(北組 彦野沙彩花)」
皆さん、三日間本当にお疲れ様でした。皆さんにとってこの三日間はどのようなものとなりましたか。
神父様の講話を伺い、仲間と思いを分かち合う。活動内容は一緒でも、ここにいる全員の三日間はそれぞれ全く違うものになったことと思います。「生きる」という壮大なテーマを考え抜き、研修会が終わろうとしている今も、一人一人全く違う思いを抱いていることと思います。これから、それぞれの人生を歩んでいく中で、生きる理由はどんどん変化していくかもしれないし、ずっと変わらないかもしれません。昨日、発表会でたくさんの「生きる」やエッセイを聞いて、一人一人かけがえのない存在なんだと改めて感じることができました。時には深く共感したり。時には「あっそんな考え方もあるのか!」と発見することができたり。皆のエッセイを聞いて涙したり。とても濃く何物にも代えがたい大切な時間を過ごすことができました。
そんな貴重な経験をすることができて私は心の底から嬉しいな幸せだなと感じています。
また明日から普段の日常へと戻ります。この研修会で「生きる」を見つけられた人も、まだ見つけられていないという人も、三日間の「生きる」を深く考え抜いた経験が生かされる場面に遭い、これまでと少し違った景色が見えることでしょう。
(研修会実行委員 髙木彩那)