雙葉での一日を小学生が体験しました
先週の土曜日、本校講堂にて「雙葉プチ体験」が行われました。小学6年生約100名と保護者の方にお越しいただきました。コロナ感染予防対策として消毒液の設置、講堂エントランスに体温測定用のサーマルカメラの設置、資料類は各自でお受け取りいただく、講堂内では座席を空け指定席に着席していただくなどの対策をした上での実施となりました。
礼時の沈黙や祈りは初めての体験でしたが一生懸命取り組んでいました。次に国語の授業が始まりました。昨年度の入試問題から漢字書き取りや説明文の一部分を取り上げ、解答の際の注意事項や考え方のヒントを学び、その場で考えて解きながら進めていきました。説明文ではアンドロイドの研究開発に伴い、「心」の本質はどこにあるのかということを、筆者の言葉を手掛かりに考えていきました。
休憩の後は算数の時間です。国語と同様、昨年度の入試問題を解きました。「グラフの読み取り」では2本のろうそくがそれぞれ1分間でどれだけ短くなるかを計算し、そこから消えるまでの時間や何分で何センチ短くなるかを考えていきました。「速さ」の問題では問題文を正確に読み取ること、そこから情報の整理をしながら解答を導き出すことを学びました。皆真剣に問題を解きながら、先生の説明にうなずいていました。
授業の後は、帰りのホームルームでしめくくりました。今日の振り返りを行うこと、振り返りを積み重ねることの大切さを知ることができたという感想が多くみられました。最後にFBIC(雙葉インフォメーションコミュニティー。中一から高2の有志によって構成されている広報活動のボランティアグループ)の生徒による「応援動画」を見て終了しました。今回は小学生と直接対面できない分、校舎入口にはFBICが手書きしたウェルカムボードも掲示されており、一枚一枚熱心にカードを読む小学6年生の姿が見られました。この後、校舎案内、個別面談が希望者対象で行われました。今年度、初めて小学生をお迎えすることができ、とても嬉しく思っています。6年生の皆さんのこれからの健闘を皆でお祈りしています。
午後は、「遺伝子小学生講座」として本校理事長の榊佳之による特別講座が開催されました。内容につきましては今週の雙葉日記でお届けしたいと思います。
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(写真1)ウェルカムボードの一部。「皆さんと楽しくお話できる日を楽しみにしています」在校生のコメント一つ一つに思いが詰まっています。
(写真2)国語の時間。間違えやすい漢字を確認しました。説明文では本物の人間と見分けのつかないアンドロイドの画像を見て驚きの声。「心」はどこにあるのか。筆者の言葉を見つけます。
(写真3)算数の問題を解く。問題文を手掛かりに一つ一つ情報を整理していくことで解答に近づきます。手応えを感じている様子です。