聖母マリアを称え、祈りを捧げます
『アヴェ・マリアの祈り』
アヴェ・マリア、恵みに満ちた方、
主はあなたとともにおられます。
あなたは女のうちで祝福され、
ご胎内の御子イエスも祝福されています。
神の母聖マリア、わたしたち罪びとのために、
今も、死を迎える時も、お祈りください。
アーメン
5月はカトリック教会における「聖母月」です。すべての生命があふれる新緑の月に聖母マリアを讃えて祈るという聖母月の伝統は、18世紀のイタリアで盛んになり、定着していきました。本校でも、朝の8時5分から、聖堂で「聖母月の祈り」を行い、聖母マリアを称えてお祈りしています。イエス・キリストを身ごもるという天使ガブリエルのお告げを受け、「お言葉の通り、この身になりますように」とすべてを受け入れた聖母マリア。彼女のような、神様に対する絶対的信仰の姿は、現代に生きる私たちにとってはとても難しいものだと感じられます。そのため、聖母マリアのような一切の自我を突き抜けた生き方に倣い、黙想するこのひと時を、生徒も教員も大切にしています。
「聖母月の祈り」で祈りを捧げたしるしとして、紙でできた白い花びらを、聖堂に置いてある箱に入れていきます。こうして集まった花びら一枚一枚を、中一の各クラスの生徒が台紙に貼り合わせて大きなマーガレットの絵を作り、霊的花束として5月31日の「学園の日」の御ミサで奉納します。
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教員も生徒も心を一つにして聖歌を歌い、祈りを捧げます。
お祈りに参加した生徒が、白い花びらを箱に入れています。