雙葉日記

2021.03.01

第73回 卒業証書授与式

人生の岐路に立って

本日は第73回静岡雙葉高等学校卒業証書授与式が挙行されました。

担任の呼名により卒業生138名の氏名が読み上げられ、卒業生一人ひとりが凜とした姿勢で呼名に応じました。さまざまな制限がなされた今年度。共に励まし合いながら歩んだ仲間の絆は何にも代え難いものとなったことを感じ合っている雰囲気がありました。祝辞のお言葉の一言一言に、卒業の二文字が胸に迫っている様子が見られました。

高2の藤田早葵さんによる在校生代表による送辞では、部活動を引退する際に先輩からもらった一通の手紙が魔法の言葉として自分自身を支え続けてきたこと、目標が同じであれば仲間は必ず一つになれること。自信を喪いかけた時、常に手を差し伸べてくれた大きな存在であったことへの感謝が述べられました。百年に一度の未曾有の困難の中にも屈することなく勉学に励み続けた先輩の姿に感銘し、新しい時代を築き上げる者としてその責務を担っていけるよう努力し続けたいという力強い言葉で締めくくられました。

高3の森川葉名さんによる答辞では、常に目の前のチャンスに思い切って踏み出そうとさまざまな挑戦をし、特に仲間と一つの目標に向かって努力する時間を共有した「モデルロケットの研究」に携わった中三から高1にかけての思い出が語られました。また、高校3年生になるという矢先にコロナウイルス感染症の世界的拡大に遭遇し、閉塞感を抱く中、オンライン授業で確実な学びを取り戻したこと、友人と小論文や時事問題に関する意見交換を行ったこと、どんな時でも小さな発見や些細な喜びを分かち合った家族の存在の大きさを振り返りました。自分の存在は、決して他者と隔絶したものではないという当たり前のことを実感し、周囲の大きな支えに力を得たと語りました。

「静岡雙葉は自分が自分らしくあることを認め、そうすることで他者が他者らしくあることをも認めることができた場でした。その根幹にあったものは入学時から培ってきた「祈り」の精神であると思います。祈りは私に他者の状況に思いを馳せるということを教えてくれました。貧困によって教育を受けられない子供たち、災害に苦しむ人々、そして今、私の隣りに立っている友人。彼らがどんな状況にあって、何を思うのか。私には何ができるのか。これこそが私が六年間の学校生活で学んだ姿勢なのだと思います。この雙葉学園は皆さんの無限の可能性を開花させるチャンスに満ち溢れています。ともに喜びを共有できる友人にも恵まれています。どうぞ臆せず未知の世界に飛び込んでみてください。きっと新しい自分を発見することができると思います。」(答辞一部抜粋)

高校3年生の皆さん、どうか、これからもこの静岡雙葉学園で過ごした日々を力に、たおやかに、そして凛々しく、輝かしい未来を切り拓いていってください。

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