人工知能時代における人間らしさとは何か、考えるきっかけをいただきました
10月13日(土)、13:00より、豊橋技術科学大学教授の中内茂樹氏をお迎えし、今年度第2回目の「未来への志を育む」講演会が開催されました。高3希望者と高2~中二の全員の約600名が参加しました。
人工知能が活躍する時代に人間にしかできないことは何か、という中内氏の問いに対し、生徒からはスポーツ選手や芸術家、などさまざまな意見が出ました。正確に答えを出すには、「人間とは何者か」という問いに答える必要があるのだと中内氏は続けられました。
その後、錯視の写真や映像を通して、私たち個人が今見えている世界も人によって違うこと、自分たち人間のことは想像以上にわかっていないことを教えていただきました。隣の席に座る友人と見えている色やものが違うことに、生徒からは驚きの喚声が上がりました。
中内氏は最後に、普段のくらしの中で、人間らしさの探求を続けることが大切だとおっしゃいました。生き生きと、常にはつらつと、自分なりの考えを深められる人を目指したいという中内氏のお言葉から、多くの生徒が心を動かされたようで、講演後もたくさんの質問にお答えいただきました
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見えている色が人によって違う、というお話に身を乗り出す生徒たち
質疑応答の様子