雙葉日記

2020.05.19

校内探訪15 調理室の巻

大切に使い続けているもの

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今日はあいにくの曇天。時折小雨がぱらついていました。駿府城公園の緑がつややかに映えて、なんとも心落ち着く眺めでした。

本日の校内探訪は、調理室です。本校の調理室は特別校舎5階の東側突き当りにあります。快晴の日は、はるかに富士を見晴らすことができ、校内一の眺望となっています(写真1)。ここから見える四季折々の眺めで生徒は開放的な気持ちになり、楽しく実習に臨むことができます。学年によってさまざまなものを作ります。時には外部講師をお招きして大きな食材を扱ったり、エコクッキングの体験学習などを行いながら調理に親しんでいきます。毎年恒例のひなちらし寿司のお弁当は中学三年生(現・高校1年生)の実習。案内状まで作成して、先生方に届けます(写真2)。生徒の真心がこもったお弁当は食べるのがもったいないと思うほどの美しさ。高校生の実習になると、伝統料理であるおせちにも挑戦します。食は文化である、ということを実感するひとときです。

ところで、本校の調理室で使用される食器類は年季が入ったものが多いということをご存知でしょうか(写真3)。昭和の時代から使われているカトラリー類。今も丁寧に手入れを施しながら、大切に使いつづけています(写真4)。フォーク・ナイフ・スプーンそれぞれに「雙葉学園」の文字が刻まれていて、その昔はバザーの時、食堂で使われていました。銀食器特有の重さと、口当たりの良さと。実際に持って、使って、食材を味わいながらマナーを覚えていきます。

試食室の外にはちょっとしたガーデニングスペースがありました。ここに咲いている「紫蘭(しらん)」と「小松」をガーデニングしたのは、生徒でもなく、教員でもありません。カラスを中心とする鳥たちのしわざと思われます。無作為に配置された紫蘭と松が楽しい空間を作っていました。「あれ、そういえば、いつの間に?」(写真1)家庭科の先生がたも驚いてしまったそうです。

家庭科の授業で学んだ数々のレシピがマイ・レパートリーとなっていく楽しみ。卒業後、この学び舎で学んだメニューを作る度におそらく、卒業生の方々は雙葉そのものを懐かしく思い出しているに違いありません。

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