雙葉日記

2020.05.14

校内探訪13 中学理科室の巻

はやく一緒に勉強したいですね

オンライン授業が始まり、あっという間に一か月が経ちました。生徒たちは現在、40分授業を一日5コマ受けています。「どうすれば普段の授業と同じようなオンライン授業ができるかな?」ということを考えながら、私たち教員も授業を行っています。実技科目の工夫もさまざまです。体育の授業ではペットボトルを使って日常生活で使う機会の少ない筋肉を強化する運動を行ったり、部屋の中で実行可能なストレッチを行っています。また、理科の授業では、事前に実験動画を撮影し、オンライン授業のときに皆でその実験動画を共有して実験をしたような気持ちになれるよう、そして普段の授業時と同じくらいの理解に到達できるよう、先生たちが準備をしています。

そこで、本日の校内探訪は、授業時に配信する実験動画を撮影中の「中学理科室」に行ってまいりました。

現在、中学三年生は「イオン」について学習しています。イオンとは電気を帯びている原子を指し、原子に含まれる電子が離れやすいかどうかの違いによってイオン化傾向の大きさが決まっています。原子とは、すべての物質の「もと」になるもので、私たちの体も原子でできています。この実験では、さまざまな水溶液にさまざまな金属片を入れることで、どのような化学変化が起きるかを学びます。生徒が自分自身で水溶液の入った試験管に金属片のついた糸を垂らしているかのような目線でカメラを回し、撮影していました。実験によっては臭気を発する気体が発生する場合もあります。いくらネット回線でつながっていても臭気は届けられないので、教員が言葉を駆使してどのような匂いなのかを伝えます。本校の中学理科は実験回数が多いことが自慢の一つとなっています。登校が再開され、生徒とともに実験できる日を楽しみに待っています、とのことでした。

今日見学した実験の中で、糸で垂らしたそれぞれの金属片が、試験管の中で気泡を発したり、溶け込んでしまったり、別の物質をまとったりする様子を見ていたら、まるで私たち人間が、人生の中でさまざまなコミュニティに出たり入ったりを繰り返しながら、その時々の環境の中でもまれている様に見えてきました。さまざまな場面で、笑ったり、泣いたり、怒ったり、悩んだりしているーー。毎日を過ごしているといろいろな発見があります。

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