雙葉日記

2020.05.01

校内探訪7 美術室の巻

五月の風薫る、さわやかな季節の到来です

雙葉日記をご覧くださり、いつもありがとうございます。

今日から五月ですね。新緑の眩しいこの月をカトリック教会では「聖母月(せいぼげつ」と呼んでいます。聖母マリアは人間でありながら神の子イエスの母に選ばれた特別な存在として知られています。旧校舎の頃から毎朝登校する生徒たちを温かく迎えてくださっているマリア様。現在では中庭中央に据えられています。いつもは毎朝聖堂で聖母月の祈りを捧げる時間を持ちますが、今回はそれが叶わない状況となってしまいました。一人ひとりの心を通わせ、共に「アヴェ・マリアの祈り」や「福者二コラバレ神父様に倣う祈り」を唱えられたらと思っています。

そして、連休前の校内探訪は美術室です。特別校舎3階は創造と想像の芸術空間。昨年度の授業で制作した中学生の作品が所狭しと並べられていました。中学一年生は「トリックアートの試み」です。(写真1)鉛筆一本から生まれる不思議な世界。それぞれが選んだ言葉が空間を自在に漂っていました。中学二年生は「ある目的を叶えるための家」(写真2)と「ペンとモダンテクニックによる表現」(写真3)です。人物あるいは人体の一部(手など)と建築物を画面に入れるように、という共通条件のもと、偶然性を利用した模様や形を利用し、表現していきます。異なる色彩の絵の具が水面で交じり合う一瞬を紙に掬い取ったマーブル模様、スポンジに絵具を付けて紙に押し付けた模様、色のついた水を画用紙に垂らしてできた水滴の軌跡を切り取ったデザイン…。偶然の面白さが作品に躍動感を吹き込みます。そして中学三年生は、「抽象絵画の試み」。難しいテーマに挑戦しています。ピエト・モンドリアンの抽象絵画を学びながら、具象を放棄した芸術の在り方を学習していきます。(写真4)作品制作を通して、自己を見つめることや自己を表すことの面白さと遭遇していきます。一面に飾られた作品から、みずみずしい感性と豊かな個性が伝わってきます。

連休に入りますが、どうか健やかにお過ごしくださいませ。

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