雙葉日記

2020.04.30

校内探訪6 被服室の巻

没頭する、作品を生む、愛着を持つ。

みなさん、こんにちは。

雙葉日記をご覧いただき、いつもありがとうございます。

駿府城公園も日ごと新緑に染められていく頃となりました。裁判所の植え込みにあるナンジャモンジャの木(ひとつばたご)が美しい白い花を咲かせるのはほんの一時期であり、この白く儚げな花の開花を見ると、不意に春への名残惜しさがつのってまいります。

さて、本日の校内探訪は被服室です。校舎の最上階となる7階にその教室があります。

中学一年生では、ミシンの基本的な使い方を学びながら最初の作品「聖歌集カバー」を制作します。(写真1)四か所をまっすぐ、10センチほど縫うという作業です。カバーを付けた「私だけの」聖歌集は6年間、学校生活の中で使用していくことになります。次のステップとして制作するのが、エプロンと三角巾。(写真2)中二以降の調理実習の際に使用できるよう、お気に入りの布を選んで作ります。

そして中学二年生になると、「縫うこと」から、「編むこと」へと学びを拡げていきます。(写真3)一目一目を編む作業をしていると、時の経つのを忘れ、休み時間も引き続き没頭してしまう生徒も少なくありません。現在、中学二年生はオンライン授業で編み物について学習中です。

そして、いよいよ中学三年生になると「刺し子」を学びます。刺し子用の太い専用針と糸を使用して、なみ縫いの運針に没頭します。各自自由にデザインをし、使う糸の色を決め、一針一針、リズムをつけて縫っていきます。現在、中学三年生はオンライン授業でデザインを始めたところです。縫う際のそれぞれの呼吸や集中力が、作品にそのまま投影され形を成していきます。(写真4)

運針という寡黙な作業。針目の大きさをコントロールしながら、リズミカルに手もとを動かしていく練習は、無心になることの面白さと、自分だけの作品を生むことの喜びを教えてくれます。自分が生み出した作品を自分で使うことによって愛着が生まれ、モノを大切にすることを学んでいきます。

.

一覧はこちら