雙葉日記

2020.04.27

校内探訪4 図書室の巻

「初めてを創る」ということ

気付けば、もう4月の最終週です。

日の経つのは本当に早いものです。立夏まであと10日足らずとなりました。駿府城公園の道沿いは今日も穏やかで、時折、鶯のさえずりも聞こえました。

さて、先週にひき続きまして校内探訪、本日は図書室からです。まず、図書室の受付テーブルにいたのは…シンガポールの姉妹校と静岡雙葉の姉妹のベアでした。それぞれの左胸には世界共通の校章がちゃんと付いています。(写真1)

そして、図書室を入ってすぐの左側の壁には、三木卓氏寄贈の詩が飾られていました。(写真2)「静岡雙葉」のために創ってくださったという貴重なものです。本校では高校1年生の現代文の授業で「はるかな町」という氏の著書を必ず読んでいます。三木氏は昨年11月の静岡新聞の連載「鎌倉だより」の中で、静岡雙葉のシスター方、とりわけ大正8年(1919年)に本校に着任し、静岡大火や第二次世界大戦の大空襲をはさみながらも宗教の伝道と英語教育のためにその生涯をささげたアイルランド人、マダム・セン・ウィニフレッドについて執筆していらっしゃいます。「ねばり強いがんばり」と題されたその文章を読むと、歴史と伝統の重みが心に響きます。(写真3)

長い歴史を受け継いで今に至るものとしてもうひとつ。毎年発行されている機関誌『雙葉』。初めて創刊号を見ることができました。(写真4) 1965年創刊ですから、今年で55周年ということになります。ページをめくると「雙葉の創刊、おめでとう」という、当時の校長、シスター熊田の文章もおさめられていました。「よく想うことはよく為すことのはじめである」という言葉を引用され、、初めて創ることの難しさと、それを成し遂げた生徒を讃える内容でした。ヴェールを被ったシスターのお姿に懐かしさを感じる方も多いかもしれません。

最後に、シスター熊田の文章の一部を載せたいと思います。

会長選挙の立候補制、生徒総会の開催、新常任委員会の設置、年中行事の運営の活発化等、生徒会幹部の方々が、よりよい、より新しい方法を、意欲的に試みる態度をいつも示してきたこと、しかも、急激なやり方をしたり、暴走したりすること無く、慎重に行動し、細かい点ではもちろん失敗や誤りがあったにせよ、指導や助言を素直に受け入れて、家族的一致の雰囲気の中で堅実に活動してきたことを、頼もしいこととも、嬉しいこととも思っております。校長 熊田薫子

(1940-65年 在職)

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