ようこそ、静岡雙葉中学校へ!
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本日は、53日ぶりの待ちに待った中学一年生の入学式でした。初夏の陽気を思わせる暑さと澄み渡る青空のもと、新入生141名が担任の呼名で起立し、校長先生と対面をしていきます。休校中に雙葉生となった今年の中学一年生。初々しさの中にもこの2か月の間ですっかり中学生らしさをまとっていることに驚きました。新しい仲間に会えない、語り合えないもどかしさに耐えた日々がもたらした成長であることは間違いありません。
本日は入学式であると同時に、「学園の日(創立記念日)」でもあります。
校長先生の式辞では、雙葉学園の起源や本校の創立者・二コラバレ神父の思いに触れながら、今後の学校生活の中で自己をいつくしみ、温かで豊かな関係を築いていけるようにとのお話がありました。自分自身を大切にすることや神様を知ること。その中で雙葉生としての自分自身が確立されていきます。新入生はまっすぐ姿勢を正して話に耳を傾けていました。
理事長先生の祝辞ではモンゴメリ作『赤毛のアン』に触れながら、人生の中でこの6年はまさしく「成長」の時期であるというお話がありました。ティーンエイジャーのこの時期にどのような理想を持つかということが大事。「こうなりたい」という夢を抱き、たとえうまくいかずに失敗することがあっても、畏れず挑戦してほしい。そして多くの行事がある学園生活を楽しんでほしいというメッセージがありました。
在校生代表の言葉を述べた中学三年生・鈴木彩花さんは「壇上で話すのは、とても緊張しました。新入生を見わたしているうちに、二年前の私自身を思い出しました。二年間の雙葉での生活と、その中での自己の成長がたしかな実感として私の中にあることに気づく機会となりました。新入生には雙葉での学校生活を思い切り楽しんでほしいと思います」と話していました。
「雙葉中学校に来るのを楽しみにしていました。大変なこともあるかと思いますが、友達と一緒に成長するきっかけにしていけたらいいなと思います」
「友達をいっぱい作りたいです。笑顔で学校生活を送りたい」
「小学校5年の頃から雙葉に来たいと思っていました。入学できてうれしい」
「憧れていた雙葉中学校に生徒として来るこができて感激です。先生や友達に会えてうれしいです」
「新型コロナウイルスで大変な中、このように入学式をしてくださり、感謝しています。これからその期待に応えられるように頑張っていきたいです」
「こんな大変な時期に141人の生徒全員のために入学式を開いていただいたことに感謝して、もっと自分自身の存在を改めて感じながら過ごしていきたいです(校長先生の話を受けて)」
「自分の夢を叶えられるよう、この6年間で土台をしっかり作り、なんでも挑戦していきたいです(理事長先生の話を受けて)」
「宗教の活動がたくさんあると聞きました。その精神を学ぶのが楽しみです。立派な大人になれるよう頑張りたいです」
ちょうど通りがかった中一西組の6名の生徒に聞いた、今日の感想。録画したものを再生して文字に起こしながらそのまっすぐで純真な思いに胸が熱くなっています。
改めて、入学おめでとう。雙葉での生活を存分に楽しんでください!これからどうぞよろしくお願いします。
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「新入生のみなさんお待ちしていました。静岡雙葉へようこそ」晴れ渡る青空の中、53日ぶりの入学式を迎えます。
「どんな時も相手を思いやりながら、互いの良さを認め、響かせ合っていけますように」
教室にて。先生の話に真剣に聞き入ります。後ろの掲示物は中学二年生が作りました。
特別校舎入口から見る中庭の様子。期待に胸を膨らませている様子が伝わってきます。
本日は学園の日。全校でお祝いすることができなかったこの日をずっと忘れることはないでしょう。