雙葉日記

2020.06.04

全校分散登校3日目(奇数番号生徒 2日目)

いまのわたしにできることを、心をこめて行う

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本日は奇数の出席番号の生徒たちの第二日目の授業日でした。学校生活の感覚を急速に取り戻しながら、どの学年も集中して授業を受けています。朝と帰りのSHRや掃除。学校生活のリズムを思い出し、丁寧になすべきことを行っている様子が伝わります(写真1~3)。

始業式以降生徒たちと話をする中で、3月からの自宅学習期間中、いかに創意工夫や努力を続けていたかということがより具体的に把握できました。また、春期・夏期・冬期の各休暇明けに各家庭から提出される「休暇中の家庭での様子」からも、生徒たちが直面する事態にいかに誠実に向き合っていたかということが伝わってきます。

高校3年生の久野真央(くの・まお)さんもその一人です。登校停止期間中、来る日来る日も新聞を開けばコロナ情報、テレビを付ければコロナ関連のニュースが続きます。ある日、医療従事者のマスクや防護服が著しく不足していることをニュースで知り、過酷な状況の中で必死に医療に携わる方々の姿に衝撃を受けます。「命を張って毎日仕事に当たっている方々がこのような現状に直面しているとは!」いてもたってもいられない気持ちに駆られたのだといいます。「ニュースで映し出されるフェイスシールドを見ているうちに「私も作れるかもしれない」と感じたそうです。小学生の頃より工作が好きで、デザインしたり、アイデアを考えたりすることが大好きだった久野さん。車両のヘッドライトを作る仕事をしている父親からレンズの原材料、ポリカーボネート(軽量アクリル板)を譲ってもらい、その他の必要な小物はホームセンターで購入し、試作と改良を重ね、完成させました。マジックテープをバンドの先端に貼り、頭囲に合わせられるようにし、額との接着面には厚めのクッション素材を使いました。こうしてできた50個のフェイスシールドは常日頃、祖父母がお世話になっている医療機関や歯科医院に寄付しました(写真4)。

「もともと、私はぱっと行動に移すことがどちらかというと苦手。今回のアイデアを実行に移す際、少し勇気が要りましたが、やってみてよかった。自分も少し成長できたかな、と思っています」

勉学、行事、部活動など、本校のすべての活動は校訓の下で行われています。「まっすぐで純真な心を養い、なすべきことは誠実に勇気をもって最後まで行うように」という意味が込められたフランス語のこの校訓は、日本だけでなく、全世界の「幼きイエス会」の学校共通のものとなっています。

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