新しい日常のすがた
雙葉日記をご覧くださりありがとうございます。本日は出席番号が偶数の生徒たちが登校しています。
朝礼で揃ってお祈りする感覚を思い出しながら、一日がスタートします(写真1)。昨日と同じ時間割、同じ内容で授業が行われています。(写真2・3)「奇数の友達は昨日学校でどんな一日を送ったのかな?」などと話す様子も見られました。授業の後は清掃を行い、ひさしぶりのエプロンに三角巾姿の生徒たちを見ました。
高校1年生は、昨日よりオンライン進路講演会を聴講する試みが行われています(写真4)ベネッセコーポレーション・仲和志(なか・かずし)氏による講演です。文理選択についてご自身の経験を振り返りつつ分かりやすく説明してくださいました。数学が好きという理由で理系を選んだ高1時代、授業の難易度が上がり「物理」に苦しみ進路に悩んだ高2時代、そして本当に自分がしたいことを考えなおし、人間への興味関心から教育学部に絞り込み、勉学に打ち込んだ高3時代。生徒と年齢の近い仲さんの言葉から、低学年のうちからしっかりと選択していくことの重要性を学びます。多様化する私大入試や授業の内容理解が入試対策に直結する話、共通テスト試行調査の問題分析、学部名称の多様化など、多岐に亘る情報が満載でした。仲さんご自身の高校時代の学習方法もユニークで、話に引き込まれていきました(写真5)。毎日を大切にしながら、過ごせますように。
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(写真1)中二の教室にて。朝礼の様子。沈黙の中に自分自身と向き合う時間です。
(写真2)本校舎6階社会科教室。高3・日本史B選択者の授業。「江戸幕府の滅亡」について学ぶ。先生の説明を聞いて260年続いた政権の最後に思いを馳せる。
(写真3)中三・理科第二分野「受精によらない生物の殖(ふ)え方」について学ぶ。マツタケを例に挙げる。 「なぜマツタケはあんなに高価なの?」-生活の中で既に知っていたことを「理科的な視点」で捉え直し、知の礎を確かなものにしていく。
(写真4)昨日から視聴期間となった、オンライン講演会。早速各自のiPadで講演会を聞いている生徒たち。初めて知ったこと、大切なことをメモしていきます。
(写真5)オンライン講演会の一コマ。「高1の秋が、気が緩みやすくなって最も学力差がつくんだよ。だから、今、毎日の授業についていくこと、そして土台を作る意識で取り組むことが肝心なんだ」仲さんの言葉がぐっと入ってくる。