今年度最初の探究活動の時間でした
雙葉日記をご覧くださっている皆様、いつもありがとうございます。
全校揃っての登校、今日で4日目を迎えました。
今朝は梅雨のはじまりらしく、細かくかすかな雨が降る中での登校でした。
本校の通学エリアは広範囲で東は神奈川県から西は愛知まで。公共の交通機関を利用して通学する生徒がとても多いです。中には2時間以上かけて通学する生徒もいます。
今日も、「朝の祈り」で一日が始まりました。この祈りの言葉は今いっそう私たちの心に響きます。
「いつも物事の明るい面を見、最悪のときにも感謝すべきものがあることを悟らせてください。
自分のしたいことばかりではなく、あなたの望まれることを行い、まわりの人たちのことを考えて生きる喜びを見出させてください。」
今日は、今年度最初の探究活動の時間でした。今日の活動では、中学一年生への探究活動オリエンテーションができない代わりに、各部活60秒の動画を制作することになりました。高2を中心に、工夫を凝らしてどのような動画が仕上がるのか、中一でなくとも楽しみになります。
本校には運動部6、文化部20の、合計26の部活動があります。基本的には中学生と高校生が一緒に活動しているので、高校生がリーダーシップを発揮し、部活動を活発に盛り上げています。今年度の雙葉祭は例年と異なり、さまざまな「制限」下での実施となります。雙葉祭の歴史の中で、誰も経験したことのない条件と状況の中、皆が精いっぱい活動に取り組むことができますように。
昨日の放送では今年度の雙葉祭のスローガンが発表されました。「L∞P(ループ)」です。「LOOP(繋ぐ・結ぶ)」の意味の如く、雙葉祭を通して雙葉生同士が、雙葉生と保護者の方が、雙葉生と先生方とが、繋がりをいっそう深められるように、また人と人を結ぶ笑顔いっぱいの幸せな輪を広げられる雙葉祭になるように、という願いが込められています。
ループの文字に「∞(無限大)」という文字が使われています。人の手でイラスト(写真1)のような無限大を形づくるには、一人の手ではできないこと、誰かと繋がらなければできないことを意味しています。今年度の雙葉祭は従来の万全な形での開催は叶いませんが、それぞれが持っている、無限大(∞)の可能性を生かし、新型コロナウイルスによる「制限」がある中でも感謝すべきものがあることに気づき、でき得る最大の形で記録と記憶に残るような雙葉祭にしていきたいー。そんな生徒の思いが詰まったスローガンとなっています。
今ある一瞬一瞬に感謝をしながら、一日一日を大切にすごしていくことができますように。
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(写真1)2020年、雙葉祭スローガン「L∞P」。仲間と支え合い、協力すればきっと、無限大の可能性を拓いていくことができる。心なしか雙葉葵に似た形だと思う。
(写真2)特別校舎棟入口脇にある「校名の由来」のプレート。雙葉葵は一本の短い茎の先に必ず二枚の葉をつけることから、ヨーロッパの女性と日本の女性の友情の象徴とされた。私たちも手に手を携えて毎日を過ごしていきたい。