中学二年生が錬成会を行いました
今日は先週14日から16日に実施された、中学二年生の錬成会(最終日は校外活動)についてお伝えしたいと思います。
錬成会では谷崎新一郎神父様をお招きし「自己をみつめ、互いに生かし合おう」をテーマに、神父様のお話を伺ったり、エクササイズを行いながら、自己を見つめる時間や友人と関わる時間を持ち、実りある時間を過ごしました。生徒の感想を以下にご紹介したいと思います。
今回はなじみのある講堂で錬成会を行いましたが、逆に、学校でやるからこそ気付けることがありました。人はたくさんの人に支えられているということについては、自分でも気づかないうちにいつのまにか多くの人に支えられていることを実感させられました。また、人はつい、自分勝手になってしまう傾向があるということに気付くことができました。気付かされたからにはいろいろな場面で意識して考えていきたいと思いました。貴重なお話をこれからに生かして実行に移していきたいです。(東組 疋野真子さん)
私は今まであまりまわりの人たちとの関わり方を見直したりすることはなかったけれど、今回の神父様のお話を聞いて、見つめなおす機会を得られてよかったです。エクササイズでは他人をよく見る、意見を聞く、意見を言う、ということをし、相手を知ったり自分を知ってもらえる機会を得ることができました。普段意見を言うことがないので、自分の主張の大切さを感じるきっかけとなりました。(東組 増田叶和さん)
エクササイズでは仲が良い班のメンバーと似顔絵や言葉を書き合いました。仲が良いからこそ、伝えにくかったことを伝えることができました。普段はあまり話さない人とも同じグループになって、意見を言い合うことができました。錬成会を通してクラスの人たちとの距離が今までより近くなったと思います。(西組 縄田未希さん)
エクササイズでは友人と協力することの大切さと友人ができることの喜びを実感できました。神父様のお話を聞いて、自分が生きてきた中でいかにたくさんの人に支えられてきたかということがよく分かりました。支えられているという感謝を忘れず、私が誰かを支える沢山の人の一人になれるようにしていきたいと思います。また、挨拶の大切さを知ることができました。「いってきます」「おかえり」の言葉を心を込めて使っていきたいです。(西組 山中ゆららさん)
私は今年の錬成会で得られたものは例年以上にあったと考えています。なぜなら「普段どおり」の生活が当たり前のものではなく、恵まれているものなのだと気付くことができたからです。また6月の学校再開後、朝礼の時にしばらく歌えなかった聖歌を皆で歌うことができたことも本当に嬉しかったです。これからの生活の中でもささやかな感動や悲しみなどの感情を大切にしながら、神父様のお話を心に留め、毎日を歩んでいきたいです。(南組 山田理奈さん)
普段から人間関係や勉強、習い事など、私たちは様々なことで悩みが絶えません。そして私たちは当たり前のようにそれらを抱え込み、本音なんて一人で飲みこんでいることもあります。理想を追求しすぎて、壁にぶつかるような気持ちになることも多いです。でも今日、神父様のお話を伺って、理想にとらわれ過ぎずありのままの自分を受け入れることを大切にしていきたいと思えました。これからは悩んでいる友人に寄り添ってあげられる自分になれたらいいなと思います。(南組 竹下友菜さん)
部活でもクラスでも家でも相手の気持ちや意見を聞くことで、自分の思いも伝え、今の自分を受け入れることもできるようになっていく。そんな連鎖が生まれれば良い環境が作られると思います。自分の意見を一方的に押し付けるのではなく、相手の意見も聞き入れることができるように頑張っていきたいです。(南組 越湖結衣さん)
去年の錬成会と違ってみんなで一緒に寝たり、生活を共にすることができなかったけれど、それでも普段の生活とは違って全員で自分を見つめなおす時間を持ち有意義に過ごせたと思います。去年「自分らしく生きる」「まわりの人を大切にする」ことを学んでそれらを意識しつつ生きてきました。そして今回の錬成会では「あたたかな心で人に接する」「いろんな人に許され、支えられながら自分らしく生きていく」ことを学びました。去年より少し具体的になり、自分がどう生きていけばよいかが明確になったきたと思います。良い錬成会になりました。(北組 石川汐里さん)
いつも母がお弁当を作り、父が仕事に行くことなどを当たり前に思っていました。ですが、そのおかげで自分はご飯を食べられ、買いたいものを買えたりしています。やっぱり支えられているのだなと思います。また、悪いことをしている子を見るとついつい嫌な視線を送ってしまいます。でも悪いことを行った人の心には傷がたくさんある、ということを聞いて自分がそれをさらに傷つけてはいけないということを感じました。みんなでグループワークをすることができたことがすごく楽しかったです。(北組 岩原唯月さん)
最終日の金曜日は、富士クラフトパークに遠足に行きました。広々とした中で思い切り遊具で遊んだり、散策を楽しんだり、生徒たちは晴れやかな秋空のもと、存分に楽しむことができました。帰路ではぶどう狩りも行い、みな甘く熟したぶどうに夢中になっていました。