新しい週の始まりに
いつも雙葉日記をご覧くださり、ありがとうございます。
今朝の祈りの前にこのようなお話がありました。
『戦争は人間のしわざです。戦争は人間の生命の破壊です。戦争は死です。』
『戦争には平和をもってこたえることができるよう、英知と勇気をお与えください。』
空飛ぶ教皇とも呼ばれローマ教皇在任中、129の国を訪れ、愛と平和の言葉を届け続けたヨハネ・パウロ2世が日本にいらしてから、今週で40年が経ちます。日本滞在の間、最も注目されたのが、広島の平和記念公園でのこの2つのメッセージでした。戦争は人間のしわざ、戦争は死。日本語で読まれたこの言葉は端的に戦争の悲惨さを訴えています。
今も世界のいたるところで、考え方の違いや歴史的な背景から武力による衝突が続いています。異なる文化の共存は、一緒にいて自然に起こるわけではなく、意識しないと起こりません。すべての人が手を取り合って生きていく社会を目指し続けることが私たちの使命です。40年の時を越えても色褪せないヨハネ・パウロ2世教皇の言葉から、平和の尊さを胸に刻み、互いの命を奪い合うことのない世界への歩みの上に、神さまの助けと祝福を願い、手を合わせて祈りましょう。
平和を願う
神よ、あなたの平和のためにわたしを役立たせてください。
憎しみのあるところに、愛が、争いのあるところに和解が、
分裂のあるところに一致が、疑いのあるところに信頼が、
誤りのあるところに、真理があるように働かせてください。
絶望から希望へ、悲しみから喜びへ、やみから光へ、わたしたちを歩ませてください。
神よ、慰められることよりも慰めることが、
理解されることよりも理解することが、
愛されることよりも愛することができるようにさせてください。
与えることによって与えられ、ゆるすことによってゆるされ、
あなたのためにいのちをささげることによって
永遠のいのちが受けられます。